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新刊案内 | Publication

星海社新書 通州事件 日中戦争泥沼化への道

発売日 20161221(発売日はお住まいの地域によって異なります。)

居留民二二五名死亡。見逃された予兆、責任逃れ、プロパガンダ

日中戦争開始から約三週間後の一九三七年七月二九日。北京からほど近い通州で、日本の傀儡政権である冀東政権麾下の中国人部隊「保安隊」が突如反乱を起こした。「通州事件」と呼ばれるこの反乱により、二二五名もの日本人居留民(うち一一一名が朝鮮人)が命を落とした。しかし、通州事件には、未だ多くの疑問が残されている。「反乱はなぜ起きたのか?」「予兆はなかったのか?」「責任は誰が取ったのか?」「事件はどう報道されたのか?」──本書では、これらの疑問に対し、数々の史料を駆使して検討を加える。事件発生から八〇年が経とうとしている今だからこそ、我々は感情的で不毛な議論を排し、実証的見地からその全貌を捉え直さなければならない。

星海社新書

著者
広中一成
定価
880円(税別)
ISBN
978-4-06-138607-5
発売日
2016年12月21日
サイズ
新書判
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