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新刊案内 | Publication

星海社新書 室町史の新論点 混沌の時代を読みとく研究最前線

発売日 20250617(発売日はお住まいの地域によって異なります。)

室町時代の混沌を最新研究で解き明かす!



三代将軍足利義満の栄華から応仁の乱を経て戦国時代へと突入する約100年間は、政治・社会の矛盾が顕著に現れた激動の時代だった。南北朝時代初期の足利一門の軍事制度、幕府の家格、守護の権力拡大が複雑に絡み合い、戦国時代への道を開く。天皇継承を巡る「正統」の争いは幕府の介入によってさらに複雑化し、後土御門天皇の葬儀が遅れる悲劇も生じた。一方、荘園の衰退で地方へ下向した公家は和歌や古典をその他に伝えた。また、コシャマインの戦いは蝦夷地を決定的に変容させた。本書は、気鋭の中世史研究者たちが最新の研究と史料をもとに、室町時代の混沌を鮮やかに解き明かした論稿集である。



*著者プロフィール

渡邊大門(わたなべ・だいもん) 歴史学者

1967年生まれ。1990年関西学院大学文学部卒業。2008年佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。主要著書・編著書に『関ヶ原合戦全史1582‐1615』『大坂の陣全史1598‐1616』(以上、草思社)、『誤解だらけの徳川家康』(幻冬舎新書)、『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』『戦国大名は経歴詐称する』(以上、柏書房)、『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』『戦国大名の家中抗争』『戦国史の新論点』『蔦屋重三郎と江戸メディア史』(以上、星海社新書)ほか多数。

星海社新書

著者
渡邊大門・編
定価
1550円(税別)
ISBN
978-4-06-539972-9
発売日
2025年6月17日
サイズ
新書判
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