2025年10月16日 更新
星海社新書 目にする情報の半分以上が偽・誤情報になる 情報安全保障の新論点
2025年10月28日(発売日はお住まいの地域によって異なります。)
加速し、混迷する情報社会を生き抜くための「デジタル黙示録」!
フェイクニュースの蔓延、陰謀論の跋扈、世界情勢の急速な不安定化。生成AIの進化もあいまって、私たちを取り囲む「不安」は多様化し加速しているかに見える。しかしその不安はどのような意味で危険で、どこまでが対策すべき事象なのか。たとえば偽情報・誤情報を「ファクトチェック」すればするほど、悪意を持った発信者たちの思う壺になるのだとしたら……? 「偽情報・誤情報問題の現状」「日本の偽情報・誤情報対策」「暴力と紛争の増加」「医療とサイバー防衛」「移民兵器」という最新論点を専門家5名が徹底解説する本書は、加速し混迷する社会の実像を明るみにし、生き抜くための来るべき「デジタル黙示録」である!
*著者プロフィール
一田和樹(いちだ・かずき)サイバーミステリ作家
複数のネット企業の経営に携わった後、小説家デビュー。サイバー空間の脅威、特に認知戦などをテーマにした活動を行っている。サイバーミステリの著作も多数。明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員、新領域安全保障研究所。
石井大智(いしい・だいち)認知戦ウォッチャー
香港の大学院在学中に大規模デモを経験し、政治心理学や認知戦に関心を持つ。日経ビジネス記者や世論操作検知企業を経て、現在は防衛装備庁の研究所で研究プログラムの運営に携わる。編著に『2ちゃん化する世界: 匿名掲示板文化と社会運動』(新曜社)など。
石川雄介(いしかわ・ゆうすけ)中欧研究者
国際文化会館地経学研究所研究員。専門は中東欧比較政治、反汚職。共著に『偽情報と民主主義』(地経学研究所)、分担執筆に『EU百科事典』(丸善出版)。明治大学政治経済学部卒業、サセックス大学大学院修士課程修了(汚職とガバナンス専攻)、中央ヨーロッパ大学大学院政治学研究科修士課程修了。
岩井博樹(いわい・ひろき)安全保障脅威アナリスト
サイバー脅威や認知戦の分析を専門とする脅威インテリジェンス企業を率い、国家支援型脅威アクターのサイバー攻撃や情報操作の追跡に注力。安全保障リスクを可視化し分析・提言を行うほか、政府関連組織への助言活動も行なっている。
黒井文太郎(くろい・ぶんたろう)軍事ジャーナリスト
週刊誌編集者、紛争地ライター、『軍事研究』特約記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長を経て軍事ジャーナリスト。著書『工作・謀略の国際政治』(ワニブックス)『中東紛争』(星海社新書)等。近刊『国際情勢を読み解く技術』(宝島社)