2025年12月29日 更新
星海社新書 論争 本能寺の変 日本史上の最大ミステリはどこまで明らかになったか?
2026年01月21日(発売日はお住まいの地域によって異なります。)
なぜ明智光秀は織田信長を討ったのか?
戦国最大のミステリ「本能寺の変」と明智光秀をめぐる論争は、この20〜30年の研究により大きく進展した。怨恨・野望説から、朝廷・幕府関与説、信長の政権構想や四国政策まで、新説が続々と登場し多岐にわたる。しかし、巷の新説には、厳密な史料批判を欠き、根拠の曖昧さ、史料の誤読、論理の飛躍が少なくない。本書では、気鋭の歴史学者が長年の研究を踏まえ、また実証史学の方法により諸説を徹底検証する。光秀の行動、秀吉の「中国大返し」、信長の真意など、いまだ定説が確立されていない長年の謎にどこまで迫れるか。従来の定説や目新しさだけの新説を詳細に論証し、430年続く論争に新たな局面を提示する。
*著者プロフィール
渡邊大門(わたなべ・だいもん)歴史学者
1967年生まれ。1990年関西学院大学文学部卒業。2008年佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。主要著書・編著書に『羽柴秀長と豊臣政権』(ちくま新書)、『関ヶ原合戦全史 1582–1615』『大坂の陣全史 1598–1616』(以上、草思社)、『誤解だらけの徳川家康』(幻冬舎新書)、『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』(柏書房)、『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』『戦国大名の家中抗争』『戦国史の新論点』『室町史の新論点』『蔦屋重三郎と江戸メディア史』『豊臣秀長』(以上、星海社新書)ほか多数。




