2025年12月29日 更新
星海社新書 日本人はいかにして毒と薬を食べてきたのか?
2026年01月21日(発売日はお住まいの地域によって異なります。)
毒と薬に違いは無い。
普段食べている塩は生きる上で必要な食材ですが、過去には食べ過ぎによる死亡事故が報告されています。ビタミンが豊富で体にいい果物でも、食べ方によっては有害な作用を及ぼすものもあります。このように、飲食物が毒であるか薬であるかはその結果のみで考えられます。薬学博士で日本薬史学会会長の著者は、薬学の視点から口にした物の効果、さらには過去にも遡り日本での薬の歴史から食に関わる事故について経験談を交えながら紹介します。食の安全から毒に関心のある人までこの一冊に。
*著者プロフィール
船山信次(ふなやま・しんじ)薬学博士
1951年仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所研究員技師・室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授、日本薬科大学教授などを経て、現在、日本薬史学会会長・日本薬科大学客員教授。著書に『アルカロイド―毒と薬の宝庫』(共立出版)、『毒と薬の世界史』(中公新書)、『〈麻薬〉のすべて』(講談社現代新書)、『毒』(PHP文庫)、『禁断の植物園』(山と溪谷社)、『毒が変えた天平時代―藤原氏とかぐや姫の謎』(原書房)など多数。毒や薬に関する執筆を数多くし、TVやラジオ番組にも数多く出演。2025年度日本薬学会教育賞受賞。




