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星海社代表取締役社長CEO
太田克史インタビュー

聞き手:築地教介(星海社 宣伝プロデューサー)

星海社での仕事を通じて「出版の未来」を実現しよう!

星海社で時代を創る編集者になろう!

——来年2025年で星海社は創業15年を迎えます。15周年という節目の年を目前に、今回の人材募集にあたり太田社長の言葉をみなさんにお伝えしたいと思っています。まずは現体制の星海社については、どう見えているでしょうか?

太田 現在の星海社は創業以来、ベストといっていいくらいに編集力がみなぎっていると思います。わかりやすい指標で言うと、年間刊行点数が右肩上がりで増えてきたということ。一冊の「本」という形で、著者と共に世に何事かを多々問うことができる編集者が増えてきたというわけです。今年は創業時からの念願だった年間100タイトル刊行の実現が見えてきました。

——星海社の編集者は合流時点で編集未経験者が多いことが特徴のひとつだと思います。今回も、そして今後も未経験者のご応募は大歓迎ですよね? その一方で、編集経験者にもぜひ来ていただきたいですよね。

太田 未経験者、大歓迎です。編集経験者に関してももちろんウェルカムです。たとえば2020年に59歳で星海社に合流してくれた持丸さんが好例で、星海社にこれまでなかった新しい視点を確実にもたらしてくれています。持丸さんは他社で30年近く編集を経験され、複数の雑誌の編集長を歴任し、300タイトル以上の書籍を編集してきた大ベテラン編集者です。そんな人が会社員人生に一度区切りをつけ、改めて自分の好きなことをやるために星海社へ来てくれました。星海社というと若くて未熟なイメージがあると思うので、ちょっと意外かも知れませんが、世に言う定年を越えても編集者としてまだまだ若い人と切り結んでいきたい、という気持ちを持った編集経験者の方の応募も歓迎しています。今いる会社のこれまでよりも星海社のこれからのほうがずっとおもしろい人生になると思います!

——他社ではなくて、星海社で編集者としての経験を積むということはどんな特色があるのでしょうか?

太田 確実に言えるのは、星海社できちんと数年間実績を積めば自然と、出版界のどこであっても十分に評価される編集者にみんな成長していくということですね。これは過去の実績から見ても明らかです。

——それは合流して働き出すとわかりますよね。自分もそう思います。

太田 そうそう、これはちょっと危険球な話ですが、今回の採用で、あえて大学の名前を出すならば、早稲田大学の学生さんに応募してもらいたい!

——おお。その理由はなんでしょう?

太田 自分が早稲田大学出身だからというわけもあるんですが、言うなれば早稲田大学の学生は出版界の「量産型モビルスーツ」なんですよ。

——量産型モビルスーツ? 『ガンダム』のですか?

太田 そうです! ご存じのようにファースト『ガンダム』の世界では、スペシャルなガンダムがあるから戦争に勝つという話じゃないんです。量産型モビルスーツのザクやジムがあるからこそ戦争に勝てる、というお話なんです。つまり編集者としての基礎力が備わっている量産型モビルスーツ——優秀なザクやジム的な編集者がそろっていれば、編集部の屋台骨はしっかりと固まるんです。そしてなんだかんだ言って早稲田大学にはその校風の文化的な背景もあって、出版向けのベクトルの人が多いなって感じています。なんだかんだで頼りになるんですよ。これは、おそらく出版社を経営している人だったら「実は自分もそう思っていた」という人、多いのではないでしょうか。

——なるほど。それはぜひこっそり聞いてみたいですね(笑)。

太田 最近、気がつくと星海社も東大出身の方が少しずつ増えてきて……(笑)。それはそれで嬉しいのですが、早稲田の人の比率が少なくなると寂しくなってしまう自分を、ふと発見したのです。ですので、これは「あえて」のリクエストです。実際には、星海社は学歴不問で、どんな大学の方でも、高卒の方でも学歴はまったく問題にしては来ませんでしたし、これからもすることはありません。

——さて、星海社は創業以来のテーマとして「デジタル・ペーパー・イベント」を掲げていますが、現在の出版市場や世情の変化に伴い、意識していくこと、変えていこうとしていることはありますか?

太田 断言します。このテーマは不変です。逆に言うと、10年くらいでころころ変わるようなテーマはテーマじゃないんです。星海社を創業した2010年当時は、「デジタル」「ペーパー」という項目の並びすらまわりの人からは「えっ、どういうこと?」という感じで、「イベント」に至っては相当奇異に映っていたと思います。でも、それが今では当たり前になってきたじゃないですか。創業以来の活動で、この3つを星海社は当たり前にしてきた側なんだという自負はあります。星海社と時代の感覚が近づいてきたので、この3本柱のテーマが力を発揮するのはむしろこれからという感じですよ。

——新たに掲げるテーマはありますか?

太田 はい。この3本柱に加え、さらにもうひとつテーマを掲げたいですね。それは具体的には「ゲーム」です。出版社にとって「ゲーム」には大きな可能性があって、「デジタル・ペーパー・イベント」、そして「ゲーム」があれば星海社が今実現しようとしているテーマをすべて集約できる、ひとつの強い文化的な拠点が作れると思うんです。「デジタル・ペーパー・イベント・ゲーム」をかけあわせて、まだ誰も見たことのない新しい時代を築くための拠点、それがこれからの星海社なんです。

——太田さんは「ゲーム」と出版がリンクする可能性は以前から話していますよね。『レッドドラゴン』みたいな企画も、また取り組んでみたいですね。

太田 まだ話せないんですが、例によって水面下では色々とビッグな動きがあるんですよ。少し時間はかかりますが、いずれ「これぞ新しい正解!」という形を打ち出せると思います。星海社はたんなるサクセスじゃなくて、ミラクルを起こしていく会社ですから。

——楽しみですね。では、星海社について別のテーマでお聞きします。「自由になんでもできる」という風土を持つ星海社ですが、それゆえに自分にやりたいこと、野心がない人はここで働くことが正直辛い環境でもあるかと思います。そういったことを踏まえ、太田さんが改めて今の星海社に来てほしいと考える人材はどんな人でしょうか?

太田 「自由になんでもできる」ということは大きな魅力であるけれど、翻ってすごく残酷なことでもあるんだということは、かつての僕にとっては思いも寄らないことだったんですね。人は皆、自由に生きたいはずだという思い込みがあった。だから星海社も、創業以来、自由に生きたい人のための自由な会社にしてきたわけです。その思いの結果として、星海社は野心がない人にとってはなにもすることがない場所になったとも言えますね。

——極論、そういうところはありますよね。

太田 そう、でも、野心のない人に会社のレベルを合わせたら、とんでもないことになってしまうじゃないですか。だからこればっかりは何かやりたいことがある人に星海社に来てほしいとしか言いようがないですよね。編集者としての野心のある人、つまり、なにかやりたいことのある人にとっては星海社ほど自由に躍動できる環境は他にないと自信を持って言えます。

——そうですね。僕自身、広報として所属していますが、希望を伝えて企画が通れば編集の仕事も次々やらせてもらっています。まさか広報の自分がウォン・カーウァイの本をつくるなんて思ってもいなかったですし。そういう懐の深さ、自由度の高さは星海社の魅力として皆さんに伝えたいです。

太田 やっぱりね、自由な人が作るからこそ自由なものが作れるんだと僕は信じていたいんですね。その気概を失ったら、出版人は終わりですよ。

「星海社新本格ミステリカーニバル」を通じて、激しいミステリの流れを作ろうぜ!

——ここからはより具体的なお話しを聞きたいです。星海社のこれからの大きな柱のひとつでもある、2023年から本格的に取り組み始めた星海社FICTIONSのレーベル内イベント、「星海社 令和の新本格ミステリカーニバル」ですが、太田さんとしての現在の手応えや、これからどのようにミステリを展開していきたいか、教えてください。

太田 この運動で、僕は新本格ミステリのルネッサンスをやりたいんです。そのためにまず昨年、元・講談社文芸局の局長であった唐木厚さんに、星海社FICTIONSの「軍師」に就任していただきました。唐木さんは京極夏彦さんや森博嗣さんのデビューや、メフィスト賞の立ち上げなどに携わった名編集者なのですが、現在はいわば戦略・戦術アドバイザーとして星海社に関わっていただいています。唐木さんとは毎週のように会議ならぬ「軍議」をしていますね。

——「軍議」!

太田 毎週、二人して一所懸命ほら貝を吹いてますからね(笑)。その軍議の号令のおかげで、かれこれ十数年、僕が編集者として袂を別っていた、清涼院流水さんや、舞城王太郎さんと、劇的に和解することもできたんです。

——さすが軍師!

太田 和解は本当に嬉しかったですね。でも、やっぱり、これぞという才能ある作家とは、一度は大きな喧嘩をしてみるものだとも思いますね。僕の場合は、結果として周囲に大いにご迷惑をかけてしまったこともあるので一概には言えないんですけど、編集者と書き手には、文学性や漫画性の違いで大きな衝突がガツンとあってもいいじゃないかとは思います。流水さんや、舞城さんと和解を果たした今は、彼らと僕とはあのころ以上に熱い打ち合わせができています。たぶん流水さんも舞城さんもそう思っているんじゃないかな。時に雨は激しく降るからこそ、人生はおもしろいんです。

——そしてリアルイベントの「ミステリカーニバル」は、星海社のいち編集者である丸茂さんのミステリへの情熱のもと、太田さんが昇華して成就した企画でもあり、それが星海社全体の大きく重要な柱として育ちつつあるということが、いかにも星海社らしいと思います。

太田 「ミステリカーニバル」は、星海社の創業時にはきっと実現できなかった企画ですね。きっとあの場所からミステリ史に刻まれるような新しい化学反応が次々に起こっていくんだと思っています。だから、おもしろいミステリを書いている人は皆、「ミステリカーニバル」に登場しなければならないんです(笑)。

——これから星海社が届けるミステリについての野望をお聞かせください。

太田 僕は、「新本格ミステリのその先」を見てみたい。

——新本格ミステリの、その先へ、ですか。

太田 そう。新本格ミステリのありようを編集者として受け継ぐことはもちろんやりたいし、やっていくべきことだと思います。でも、実際の太田はその先がやりたいんですよ。「新本格ミステリの向こう側」的な何かを!! これはまだ誰も到達していない地平、アレクサンダー大王にとってのオケアノスなんです。

——「新本格ミステリの向こう側」。すごく星海社らしさがあると思います。そう言えば、「ミステリカーニバル」は、編集者が「イベントの編集」ができるという意味でも、星海社らしいなと思いますね。

太田 「ミステリカーニバル」は、これからもっと今までにないイベントとして成長していきますよ。いずれは「ミステリカーニバル」を開催している期間中は、開催地である池袋なり代官山なりの「街全体」をミステリ一色に染め上げる! みたいなところまで実現していきたいですね。

——街全体がミステリに……それはまさにお祭りですね!

太田 そうです! 「ミステリカーニバル」は、いずれは、街を歩けばミステリに当たる、的なすごい規模のイベントにしていきたいんです。だから、イベント運営経験のある方の応募は大歓迎です。出版とイベントを組み合わせるという点においては、まだ手つかずのやり方がたくさんあると思っています。そこには大きなチャンスがあるはずです。

——コロナ禍から星海社はイベントのあり方を模索し続け、実は昨年なかばあたりから2~3ヶ月に一度の頻度でなにかしらのイベントを実施しています。僕も星海社の宣伝プロデューサーとして、ぜひどなたかと一緒に新しいイベントのあり方を模索したいです。

太田 あとは、グローバル展開にも意識的でありたいですね。過去に開催した「ミステリカーニバル」には近隣のアジア諸国からいらしてくれたお客さんもたくさんいました。星海社の小説を10冊も買っていただく方もいて、日本のミステリがそのような海外の人たちの手によってさらに広まっていくと最高ですね。そうそう、世界を狙うと言えば、清涼院流水さん待望の新作本格ミステリ、『神探偵イエス・キリストの冒険 The Adventures of God Detective Jesus Christ』は、これは完全に世界の読者を意識した作品ですので、ぜひご期待ください! あの名探偵シャーロック・ホームズを超える神探偵、イエス・キリストここにあり!! です。

これからの時代に、編集者ほどエキサイティングな仕事はない

——さてインタビューも終盤ですが、ここからは未来のお話を。太田さんの従来からの構想である星海社「編集者20名体制」についてお聞かせください。

太田 それ、最近の僕にとってはちょっと古いイメージになっちゃってて……。今、僕、自分が60歳を越えるまでに、星海社の編集者を「50人」に増やしたいんですよ。もちろん一線級の人のみで。

——50人!

太田 もう「20人」は現実として見えてきてるじゃないですか。だからその先に、「50人」体制という新たな目標が見えてきたわけです。ビッグの次は、グレイトです。考えてみてください。50人一線級の編集者がいたらね、年間で1000タイトル出せるんです! そうなれば相当おもしろくなりますよ、星海社は。

——1000タイトル……! 一線級の編集者50名全員がバリバリやれば、たしかに1000タイトル刊行……実現したいですね!

太田 星海社がおもしろくなるということは、日本が、そして世界がおもしろくなるということですからね。僕は、世界から退屈をなくしたいんです。

——世界から!

太田 退屈は人間を殺しますからね。僕たち編集者は、才能に奉仕する生き方に仕事人生の一生を捧げるんです。そして一生をかけるからには、これからは、世界を基準に物事を考えたいんですよ。やっぱりね、才能と付き合うことこそがこの宇宙で最高の快楽なんです。圧倒的な才能にひれ伏しながらも、それでも作品づくりのために、その才能とギリギリのところで対峙して切磋琢磨できるのは、編集者だけの特権です。

——それはいつも編集部で言っていますね。

太田 そういう意味で、ぜひお伝えしたいのが、現在進行中の星海社と白泉社さんとの協業企画、『神さま学校の落ちこぼれ』についてです。『神さま学校の落ちこぼれ』は同タイトルで星海社が日向夏さんによる原作小説を、白泉社さんが赤瓦もどむさんによる漫画を刊行しています。日向夏、赤瓦もどむという大きな才能を発火点にした、星海社と出版界最高の漫画ブランドのひとつである「花とゆめ」との協業は、出版社の垣根を越えた事業としてぜひ着目していただきたいです。

——こんな建て付けの企画は本当に他にはないですよね。

太田 はい。この先、一社、もしくは一編集部だけでは才能あるクリエイターの力を十全に引き出せない時代にどんどんなっていくんだと思います。そして星海社は今はまだ小さな歯車だからこそ、「花とゆめ」のような大きな歯車を回す一助になっている。だからこういった『神さま学校の落ちこぼれ』のような企画を、ぜひ他の出版社さんとも一緒になって実現して、大きな世界に打って出ていきたいと思っています。

——実際に『神さま学校の落ちこぼれ』は海外での動きも良いみたいですね。

太田 そうなんですよ。狭い出版業界の中で手を取り合って、お互いの得意分野を活かしてピンチをチャンスに変えていくことは、綺麗事ではなくてこれから必ずやっていかないといけないことです。時代の流れは『キングダム』で言うところの「合従連衡」です。というわけで、他社の漫画編集部さんからのご連絡、お待ちしています。力になります。

——では、いよいよ最後です。太田さんの考える「編集者」の魅力、「出版」の魅力、また「編集」「出版」がこれからの時代に必要であると感じる点をぜひお聞かせください。

太田 僕、日本の編集者くらいおもしろい職業はこの世にない、と思ってるんです。日本の編集者の一番の魅力は、「ひとりで何でもできる」というところに尽きます。日本の編集者は企画立案はもちろんのこと、コピーライターや宣伝、営業などありとあらゆることができる総合プロデューサーです。こんな形態の職業、世界を見渡してもそう滅多にないんです。

——たとえばアメリカだとコピーライティングはコピーライター、宣伝は宣伝、営業は営業、という感じで分業制になっちゃうんですよね。

太田 そうです。そして、星海社の編集者はもっと自由で、「漫画編集者」や「小説編集者」、「ノンフィクション編集者」といった枠組みに囚われずにあらゆるジャンルで仕事ができるんです。星海社は、編集者として働く人にとっては「自分自身のオリジナルな編集者像」を追究できる職場です。こんなにエキサイティングな仕事場は他にないです。

——星海社の仕事は日々、刺激的です。それは僕も実感しています。

太田 実は僕、「編集者」は僕をはじめとする星海社の編集者だけだってひそかに思ってますからね。

——?

太田 他社さんで編集をやっている人は、結局のところは所属する会社の都合で「漫画」の編集者であったり「小説」の編集者であったりするだけで、オールラウンドの「編集者」じゃないでしょう。それじゃあ格闘技の世界で言えば、真の強者である総合格闘技の格闘者ではありえない。なにより、自由じゃないですよね。本来編集者は、ジャンルを問わず、自分自身が圧倒されるような才能と付き合っていけば、それでいいんです。そこに会社の都合で、みたいな余計な枠は本来、必要ない。率直に言ってある種の洗脳ですよ、それは。

——圧倒されるような各種ジャンルの才能同士を掛け算できるのも、星海社がこれからもっと意識的に目指していくべき道かもしれませんね。

太田 そうです。いずれ未来から今を振り返ったときに、この星海社という出版社は、太田克史は、いったいどうやってこの時代に生きていたあらゆる文化のあらゆる偉大な才能と切り結んでいたんだろう、と思わせたい。そうそう、これはちょっと皆さんに笑ってもらっていい話なんですけど、実は僕、ここ数ヶ月くらいでね、自分の編集力がグッと上がってきてるなって感じてるんです。

——おお! どのあたりに感じるんですか?

太田 アイデアの種類や新しさ、深さが、かつての自分では出せなかったレベルでスムーズに出せるようになってきてる。齢50を越えて、編集者としての自分がグっと成長しているという自覚を感じています。スカウターが「ボン!」ってなる感じ。

——壊れちゃうんですね(笑)。代表が自身の成長を現在進行形で感じている会社に所属している、それは自分自身も気合いが入りますし、まだまだ自分も成長できるんだという希望も大いに持てます。

太田 皆には笑われるかもしれませんが、思えば僕はずっと「天下」を目指してきたんだと思います。ずっと、です。20代のころの天下は、「文三(前出)で天下取る」や、「講談社の文芸局で天下を取る」ことだった気がします。でも、天下を目指していると、その目指す天下じたいが次第に大きく遠くなっていくんですよね。逃げ水や蜃気楼みたいに。『西遊記』の孫悟空がお釈迦様の手のひらの上にいて、さらにその先の「向こう側」には知らない世界があった、みたいな。僕が出版の世界に求めているロマンもそこなのかもしれません。

——一緒に天下を目指せる人、たくさんご応募いただきたいですね。

太田 そうですね。僕たちと一緒に、これからの出版界を駆け抜けていきましょう。そして、ひとりでも多くの人の「人生のカーブ」を切らせていきましょう。応募のきっかけは、まずは試しに、くらいのかるい気持ちでまったくかまいません。人生は、遊びをせんとや生まれけん、戯れせんとや生まれけん、です。少しでもおもしろそうな方向に、自分の人生を思い切り動かしていこうじゃないですか。たくさんのご応募をお待ちしております! 

2024年8月 星海社にて